大空に舞うタカのように
2010年 12月 16日
いつもの場所に坐して、草原を見下ろしていました。
おもむろにそこから急降下して、叢の中へ。
何かを獲ったのかと見ていると、すぐに出てきて再び空へ舞い上がりました。
元の場所より高くまで昇ると、そこからは羽ばたき一つせず、弧を描いてどんどん上昇していきます。
チョウゲンボウは芥子粒のようになり、やがて見えなくなりました。
その高みからなら、目の前の藪の向こうにある谷も、この尾根の向こう側も、そしてずっと遠くの山々もよく見えることでしょう。
今の日本に必要なのは、そういうタカのような人なのだと思います。(not タカ派)
言うほうも、求めるほうも、目の前しか見ていない。
選んだ道の、最初の一歩がどうなのかしか見ていなくて、その道を選ぶとどこに行きつくのか、ずっと先は見ようともしない。
※チョウゲンボウはタカ目ハヤブサ科 厳密にはタカではない